ハロウィン 日本 定着 いつから

 

いつの間にかすっかりと定着しているハロウィン。

日本ではハロウィンなんて海外で行われているイベント程度・・・

という感じで日本では特に何も行われていませんでした。

それが今では大きなイベントとしてすっかり定着しています。

 

だけど、いつどこで誰が何の目的で日本に流行らせたのか?

日本でのハロウィンの実際の経済効果はどのくらいなのか?

海外から見た日本のハロウィンはどんな印象なのか?

そこのところが気になっている人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、日本のハロウィンが独自の発展を遂げた背景など、

日本のハロウィンにまつわる内容についてお伝えします。

 

 

ハロウィンが日本に流行したのはなぜ?

 

ハロウィンは元々日本ではほとんどなじみがなかったですが、

今では毎年恒例のイベントのように当たり前に行われています。

このように流行になったのはそれなりの理由があります。

 

その理由のひとつとしてインターネットの存在です。

 

インターネットではSNSが流行っていますが、

外国に住んでいる日本人が本場アメリカでの、

ハロウィンの画像や映像をアップしたことが理由です。

 

しかも、外国では多くの人がワイワイと騒いでいるため、

独特の雰囲気もあり楽しそうなイベントに感じられたからです。

 

日本で流行りはじめたのはおよそ10年前からです。

 

そしてその多くは10代から20代の若い世代です。

このような若い世代の人達が受け入れられた理由としては、

人との繋がりの薄さに飢えていたからとも言えます。

 

文明が発展すれば社会はますます便利になりますが、

その一方でインターネット上でしか繋がっていない人も多く、

心の中では非常に孤独を感じる人達が多かったのです。

 

実際のところインターネット上の繋がりでも、

本当の友人と呼べる人や盛り上がれる友達がおらず、

それとは違うもっと刺激が欲しい若者もたくさんいました。

そこで海外で行われているハロウィンに注目されたのです。

 

ハロウィンが流行ったもう一つの理由は仮想です。

 

ハロウィンといえば仮装して街を練り歩きますが、

日本で流行っていたアニメなどのコスプレとハロウィンの仮装が、

非常に似ていることから受け入れやすかったことも理由といえます。

 

日本でコスプレがはやりだしたのはアニメの影響が大きいです。

2000年以降に様々なジャンルのアニメが出来上がり、

そんなアニメにのめり込んでいく人が増えてきました。

すると、ただのめり込んでテレビで試聴やDVDを視聴するだけでは足りず、

自分達でアニメの人物になりきるコスプレをするようになりました。

 

もともとのハロウィンの意味がよくわからなくても、

コスプレをして街を歩いて他人にも見てもらえる機会ができたことで、

ハロウィンはコスプレイヤーの間でも格好のイベントだったと言えます。

またこうしたイベントにあやかれば自分にもできるかもしれない・・・

そんな風に考える人達も増えるようになって東京の渋谷などに集まり、

仮装パーティーなどのイベントに参加して盛り上がっています。


 

日本のハロウィンっておかしいの?

 

元々日本ではハロウィンなどの異文化は根付き難いと言われており、

企業やお店は盛り上げて集客アップや収益の向上を図るために、

装飾や独自キャンペーンを行ってましたが目に見えて効果は出ませんでした。

 

ハロウィンよりもクリスマスに目が向けられていたからです。

かぼちゃなどの装飾品が撤去されて、

クリスマスムードが高まってほしいという声もあったほどですが、

近頃では様子が一変して1年の中でも突出して盛り上がるイベントになり、

バレンタインを超えたというデータもあるほどです。

 

しかし、ハロウィンの盛り上がりと同時に違和感を持つ方も急増しており、

国内の他に国外からも日本のハロウィンはおかしいと話題にされています。

 

そもそも、国内において発端になったのは1970年代であり、

原宿のショップで関連グッズを展開したことが始まりで、

1983年には知名度を高めるために初のパレードも行われました。

 

言わずもがなそれまでは一年間の中で、

最も大きなイベントと言えばクリスマスシーズンであったのですが、

否が応でも気分が高まる夏から冬にかけて何も行事が無いことは、

 

非効率的に考えていた組織がこぞって10月のハロウィンに催しを開催したのです。

 

そして、ハロウィンを日本に定着させるために最も貢献したのは、

世界を代表するアミューズメント施設が大掛かりな仕掛けと、

楽しい衣装を展開してイベントを始めたことです。

 

その後2000年代の後半に差し掛かると、

有名菓子メーカーが相次いでパッケージに期間限定のプリントを施すといった、

装飾を行うようになり広く一般的に馴染まれるようになりました。

 

ただし、当初の想定とは異なる盛り上がり方をしているのが、

あまりにもおかしいと外国人観光客からは指摘され、

ハロウィンではなく単なるコスプレパーティーだと揶揄されました。

 

あえて不特定多数が利用する公道を占拠して縦横無尽に練り歩いたり、

公衆トイレを専有してメイクや着替えを済ませるのは、

年に一度のお祭りだとしてもおかしいと言わざるを得ません。

 

 

ハロウィンの経済効果はどのくらい?

 

数十年前はハロウィンはアメリカのイベントで、

日本ではあまり知られてもいませんでしたし、

現在のように日本の各地でイベントが行われるようなこともありませんでした。

 

しかし、現在ではテレビのニュースなどでも取り上げられるほど、

誰もが認知しているポピュラーな秋のイベントとなっており、

バレンタインやホワイトデーに並ぶ秋の一大イベントに成長してきました。

その経済効果もここ数年はうなぎ登りで様々な推計やデータが出されています。

 

その経済効果についてですがハロウィンは仮装のコスチュームの購入、

イベントでの消費や自宅でのパーティーなどの経済効果を生み出します。

 

2011年の市場規模は560億円程度と推計されていましたが、

その後、2013年で1003億円、2015年に1220億円と、

確実に市場規模の拡大が年を追うごとに進んでいるようです。

 

どうしてこのような経済効果が出てきたのでしょうか。

アメリカではハロウィンは子供のイベントという印象が強いです。

近所の家に訪問してお菓子をくれなければいたずらするぞと、

仮装しながら一軒一軒を回るので地域交流などの効果もあります。

 

もちろん日本でもこのようなイベントは多く、

商店街などでそれぞれのお店が仮装した子供にお菓子を配ったり、

仮装を楽しむようなイベントなどが行われています。

 

しかし、日本では独自のイベントの進化を遂げ、

子供よりも大人が楽しむ傾向が強くなっています。

大人の仮装はよりお金をかけて凝った演出や衣装、

さらには自由に使える金額も大きくなる傾向がある分、

消費という点では一人一人の支出単価も高くなり、

それだけ経済効果が高くなっているのです。

 

推計ではバレンタインデーの市場規模よりも現在は大きくなっており、

プレゼントやケーキのある最も経済効果の高いイベントである、

クリスマスに次ぐ2番目に大きなイベントとして、

日本の社会になじんできた行事にまで成長しています。

 

 

日本のハロウィンを見た海外の反応

 

ハロウィンは海外だけではなく日本でもすっかり定着しています。

10月のになると街を仮想した大勢の人たちが練り歩く様は、

毎年のようにニュースとして報道されています。

 

ただ、そこには日本独自の要素も多く含まれており、

海外の反応として驚きの声があがっています。

 

そもそもアメリカなどで行われているハロウィンは、

あくまで子どものためのお祭りです。

少人数のグループでいくつかの家を訪問してお菓子を要求します。

 

もし渡さなかったらいたずらをするという決まり文句がありますが、

それは決して言葉だけのものではありません。

お菓子を与えなかったら酷い目に遭わされることも珍しくなく、

実際にそれが原因となって度々問題となっています。

 

こうしたやり方は日本でも行われてはいるのですがごく少数です。

今では、大人たちがコスプレしてパレードすることが主流となっているので、

海外と日本で行われているハロウィンの様子は全くの別物と言えます。

これでは海外の人達から見れば異常という反応も当然です。

 

具体的に内容を見てみると海外からの評価は真っ二つに分かれます。

好意的な意見としては日本の治安の良さを賞賛する声が圧倒的です。

 

確かに、国によってはパレードやデモ行進そのものを、

厳しく禁じているところも少なくありません。

仮装して外を出歩くことが宗教的タブーに引っかかることも考えられます。

 

また、大勢集まることで、

トラブルが起こる可能性も跳ね上がるのが海外の常識です。

しかし、日本国内でそのような事例は少なく賑やかでありながらも、

極めて整然とハロウィンは実施されます。

海外の人にとってこれは羨望の対象となる事柄です。

 

一方、大きな事件にはならなくとも、

ゴミを散らかすなどの迷惑行為を行う人も存在します。

日本人はマナーを遵守する民族と見ている人にとっては、

これはたいへんショックな出来事です。

つまり、海外の反応としては、

 

社会的情勢を評価し、批判はもっぱら個人の態度に終始しています。

 

日本のハロウィンがさらに賞賛されるためには、

各人の心がけがなりより大切です。

 

 

ハロウィンを通じて心の繋がりを求めている

 

最初の項目でもお伝えしたように、

インターネットの普及でコミュニケーションは薄くなりました。

映画のチケットや新幹線の切符にしても端末で購入できます。

 

あるスーパーではレジ打ちに店員を使わないところもあります。

実際に自分でバーコードを通してやってみたことがあります。

そういった意味で誰もができる仕事が減ってきている事実と同時に、

 

他人と関わる機会も失われているのも事実だと思います。

 

そんな現状にハロウィンなどのイベントは、

これから先、人の温もりを感じるのに必要なことなのかもしれません。

 

確かに日本のハロウィンは海外の伝統的なハロウィンと比べれば、

異常な光景にも感じられるのかもしれませんが、

新しい文化とは最初は受け入れ難いというのもあります。

だけどコミュニケーションの視点では良いのではないかと感じます。